KC公認クラブ所属　登録犬舎（第１４９８４号）　グッドディスタンス八千代　−ペットと共に生きる心豊かな人生のために−

◇代表紹介

代　表　：　溝上俊之 ★新米ペットオーナー ★現在４頭のわんこと会社で暮らしている ★他に実家にわんこ２頭、にゃんこ１匹 ★毎日ペットシーツとの格闘の日々を送っています！ 日々変化するわんこの様子に一喜一憂するのが 不安でもあり嬉しくもあり・・・

◇代表挨拶

　はじめまして。この度、このクラブを立ち上げる事になりました、溝上（みぞかみ）と申します。よろしくお願いいたします。

　記憶に有る、私と犬との出会いは、亡き父がどこかで貰ってきた黒茶色をした雑種の大型犬のオスでした。私が未だ幼稚園（昭和４０年代前半）だったかと思います。名前は「コロ」、その姿は今でも鮮明に覚えています。あの頃は大きく見えましたが、今にしてみればそれ程大きくは無かったかもしれません。
　この仔はなぜか晩年は父が会社で飼っていた（鳴き声を気にしたのだろうと思います）ので、私は最期を知りません。

　２代目は、やはり父が友人からいただいてきたシェルティーとコリーのＭＩＸのメスで、名前は「マリ」。私が小学校の３年〜４年生の頃にやってきました。体格は完全にコリーサイズで、当時の私には持て余す力が有り、当時の時代背景としては珍しくは有りませんが、庭の犬舎に入れっぱなしだったと記憶しています。思えば、コロにしても、マリにしても飼い主には恵まれなかった可哀想な仔たちでした。

　３代目は、私が高校３年の時に友人からいただてきた、我が家では初めての屋内犬、ペキニーズの「友和：通称･･･トモ」です。
　この仔の両親は、友人のご両親が中国で購入してきたとかで、中国王朝で飼われていたペキニーズの末裔との事で美しい毛並みをした仔でした。体格も今、日本に居るペキニーズとは少し違いました。この仔が私にとって始めて飼い主になった犬です。
　とは言いつつも、全て親任せであった事には変わりは無かったのですが、初めての屋内犬と言う事で家族みんなに可愛がられて居ました。私によく懐いて居ましたが、私は大学の為に家を出る事になり、その後は家族に全てを任せる事になりました。
　大学を卒業して戻ってきた時にも未だ元気でしたが、私は、就職して１年でアパート暮らしを始めて居ましたので引き続きトモは家族に任せて居ました。
　トモが6歳になった頃だったと思います、珍しく、庭に出して留守番をさせていた日に突然の雷雨が有り、その日に行方不明になってしまいました。
　元々、雷が大嫌いで、家の中に居ても、雷が鳴ると狂乱してしまうような仔でしたから、余程、怖い思いをしたのでしょう。
　いろいろ手をつくしてトモを探しましたが見つかりません。トモらしき犬を飼っているお宅があるとの情報も有りましたが、その直後、私の脳裏にトモの姿が浮かび、その姿は言葉に出来ないものでしたので、私はトモが別れを告げに来てくれたのだと思い探すのを止めました。

　犬は大好きなのですが、結婚をしてマンション暮らしでしたし、子供も小さく、おまけに貧乏サラリーマン暮らし。とてもペットを飼える状態ではありませんでしたし、少しはゆとりが出来て、末の子供も小学生になり、その気になればペットを飼うことも可能になりましたが、いざ、犬がいただけると言う話しが出る度に私は脳裏を過ぎったトモの姿を思い出してしまい、それから約15年は、犬が飼えませんでした。

　家内の実家にはたくさんの犬が居ましたので、子供達も犬を欲しがっては居たのですが、私だけが踏ん切りが着かず、子供に命の大切さを教える為に、最初に猫をいただいて飼いました。もういい歳になってしまいましたが、今でも元気にしています。

　約15年ぶりに犬を飼うことになったのは今から２年半程前の事です。
　ＰＴＡお母さんネットワークで犬を飼ってる方が多く、いよいよ家族のペットが欲しいと言う気持ちが頂点に達していました。

　そのお母さんネットワークの紹介で、東京のブリーダーさんを紹介してもらい、ブリーダーさんから直接、一頭のミニチュアダックスを譲っていただきました。
　その頃は未だ生き物の売り買いに違和感を感じていましたので、我が家としては、初めての有料のわんこです。
　ブラックタンの男の仔で名前はココアと名付けました。人懐こい正確で、飼い主は妻でしたが、私にも良く懐いてくれて可愛かったですね。
　ゲージで寝かせると言う禁を最初に破ったのは私でした・・・私がソファーで寝ていると、その下でいつも寝ていました。

　それから暫くして、会社が経営危機になり私は会社に寝泊りするようになりましたが、ある日、ココアが急死してしまったのです。
　もう何が何だか分からなかったですね。

　初めて屋内犬の死に直面して、私は火葬する事にしました。
　インターネットでペット火葬業者を探して依頼しました。そこで、初めて、ペット火葬業者が数百社以上、もしかすると千社以上かもしれませんが、とてつもない数がある事を知りました。

　元々、人間の火葬を行う火葬業を生業として霊園も所有している我社にしてみれば、身近な仕事に思えました。
　ご理解いただけないと思いますが、葬祭業界とは、魑魅魍魎、百鬼夜行の世界で業界人も、業界を取り巻く環境もまともじゃない世界です。４０年間、葬儀業界を見てきて、葬儀業界でまともな人間に会った事が有りません。特に千葉県の葬儀業界は醜い！
　どれくらいまともじゃないかと言えば、分かりやすい例をあげれば、厚生労働省か、吉兆か・・・そんな感じでしょうか・・・？
　２時間ドラマの「赤い霊柩車」シリーズで大村昆さん演じる番頭さんや、かつての「８時だよ！全員集合」加藤茶の人気キャラ、葬儀屋のオヤジのような、神妙な面持ちの裏側でそろばん弾ける輩の巣窟なのです。
　２代目、３代目さんは未だマシですが、葬儀社の創業社長に至っては１００％強欲な方しか知りません。
　お金儲けの為なら平気で嘘も吐けば、何でもするような輩ばかりです。

　葬祭業でお金を儲けると言う事は、自分自身もその魑魅魍魎になるしかないわけで、それが嫌なら、異業種で何か下支えする仕事をするしか無いと考え、いろんな仕事に挑戦し続けてきました。
　けれど、世の中そんなに甘くはありません。病院営業を完全に止め、純利益０を目指した価格設定の我社を支えるだけの収入を得るのは容易な事ではありませんでした。

　まったくの異業種に参入すれば、当然、別々のスタッフが必要になり、人件費ばかりが嵩んでいっこうに経営状況は改善できません。
　一体、何をしたら良いものやらと思案に暮れ、八方塞の時にココアが死に、ペット葬業界がもの凄く元気な事を知りました。
　価格こそ一桁も二桁も違いますが、それは葬祭業界が一番元気だった頃のようでした。

　ペットを火葬する事が浸透し始め、需要に供給がまったく追いついていないと言うのです。都市圏では、月に６０件〜８０件の火葬を行う業者も有り、それでも間に合わず、大型の冷凍庫に遺体を安置して火葬待ちになっていると言うのですから驚きです。
　納骨堂も馬鹿みたい高額なんですね。それでも利用される方が居るのですし、実際にそれらの施設もどんどん立派なものになっていっています。
　中には、ウン億円なんて設備も有るようです。施設にそれだけかけてしまえば当然、利用料金も高くなります。
　本当にそれで良いのでしょうか？

　そんな状態が続けば、当然、仕事が悪くなります。業界が腐ってしまいます。事実、昨年、そんな悪徳業者が摘発されたらしいですね。
　飼い主さんのペットへの愛情を、そのまま形にできる業者が必要だと思いました。

　当社なら、既存のスタッフで施工できますので、無駄になりません。
　家族の死と言う事の辛さを十分に理解していますし、ペットに対する愛情も理解していますので、ココアが教えてくれたペット火葬に着手する事にしたのです。

　私は小さい頃から動物は好きでしたが、自分自身が責任を持ってペットを育てた事がありません。

　そこで、私は先ず、ペットを飼う事から始めようと思いました。
　ココアの四十九日も済まないうちに私は、新しいペット探しを始めました。家族にはなんて冷たい人間と思われたようです。
　それでも、私はココアの死を無駄にしたくなかったからこそ、直ぐに新しいペットが必要だったのです。気持ちが萎えて、ココアの死を悲しかっただけの想い出にしてしまわない為に・・・また、何もしなかったらきっと「ペットロス」になっていたと思います。

　私は、私の記憶にあるココアに似た仔を探しました。紆余曲折は有りましたが、それで、購入したのが、今居る中で一番最初に我が家にやって来た、ブラックタンのミニチュアダックス、女の仔のメロディーです。

　そして、私はもう一頭探していました。
　なぜならば、この仔達は私一人で育てると決めていましたから、仕事をしている身の男の私にとってはなかなか相手ができないだろうと考え、メロディーが寂しくないようにと考えたからです。

　そうしてやって来たのが、チョコクリームのミニチュアダックス、男の仔のグッディスです。

　そんなわけで、一人と二頭の生活が始まりました。

　後はもう、ただの親馬鹿です。いつしか、「二頭」を「二人」と言うようになり、「この仔達」と呼び、日々変化する表情や、健康状態に一喜一憂し、たいした事のない状態で病院に連れて行っては先生に呆れられ・・・

　躾が出来ないからトイレも覚えてくれないし、なんでもかんでも、齧って駄目にしちゃうし、散歩に行けば落ちてるものを食べちゃうし･･･
　メロディーは外に出るのが大好きなのに、殆ど歩いてくれないし・・・

　それでも、出来の悪い子ほど可愛いもので何をされても許せてしまうし、二頭の性格の違いはまるで毎日、テレビドラマを観ているかのようにドラマチックです。

　ペットを飼い始めて、街中のペットショップを廻りましたが、なんか、痒い所に手が届かないと言うか、今、売られてるペット用グッズって１００％満足いくものが殆ど無いんですね。

　例えば、洋服。洋服嫌いな仔達の場合、胸元（襟の部分）を噛んでしまいますよね！
　これだって、ちょっとした工夫で噛めなくすることができます。

　無ければ作れば良い事だし、自分が欲しいと思ったものはきっと他の人も求めていると思ったのです。
　そこで、ペット葬儀社と平行して、ペットグッズショップの計画も始まりました。

　センスの良いトリマーさんが居たらトリミング屋さんも良いですね。
　とにかく、オリジナルでなければ、面白味がないですから・・・

　このクラブの設立に当たって、当初は、飼い主さんの生の声を聞いて商品開発をしたいと言うところがスタートでした。
　けれど、今では、それ以上にＫＣが行っているような地域活動に深い感銘を受け、少しでも協力していきたいと思ったのです。

　お散歩で出会う方々は殆どの方が好意的に見てくださいます。
　しかし、私が、働き盛りの男だからでしょうか？中には露骨に批判的な事を口にする方が居ます。
　これは、とても悲しくなります。

　ＫＣが行っている「犬のおまわりさん」活動のように、人と犬が共存し、尚且つ、社会貢献できれば批判する人はもっと減るだろうと思うのです。

◇代表経歴